球体関節人形の作り方
 12・関節を作る(二重関節の作り方)


二重関節の作り方です。
二重関節にすると正座とか人間に近い動きができるようになります。
でも作るのが大変なので初めての方にはお薦めしません…

 膝の接合部を切ります。
 上の山型になってる方が膝の切り口です。
 下の真っ直ぐの切り口は二重関節用で普段は曲げません。

 真ん中のパーツは上に球を入れます。
 下は膝下に合わせて受けを作ります。

 膝下のパーツは普通の膝関節と同じように球を入れます。

 真ん中のパーツと合わせてみて、直角に曲がるかどうか確認します。

 球を入れた状態で大腿のパーツと合わせてみて、
 それぞれ任意の角度まで曲がるように調整します。
 大腿の裏側はふくらはぎが入るように少し削ります。

 膝下パーツと真ん中のパーツに球を固定します。

 膝下パーツの球に合わせて、真ん中のパーツの下部分に受けを作ります。

 普通の膝関節と同じように球の中心に針金を通します。

 真ん中のパーツの球にも針金を通します。

 大腿のパーツにも受けを作って、ゴムが通る穴をあけます。

 真ん中のパーツにゴムが通る溝をあけます。
 直角に曲がることを考えて長く溝を作ります。

 膝下のパーツにも溝をあけます。

 繋いで曲げてみました。
 結構食い込んでるように見えますが、大腿の裏はそんなに削ってません。
 関節が二重なのでそんなに削らなくても自然な感じで曲がるのです。
 またこの時、足パーツも繋いでみて、踵と股関節球が接するようにします。
 体→股関節球→踵 と体重が加わるので、
 踵が股関節球に接していないと膝の部分が浮いてしまいます。
 大腿の裏を削ったりして調整して下さい。

 ちなみに裏から見るとこんな感じ…
 あんまり可愛くないですね。

 正座っぽい格好が出来るようになりました。
 さらっと作ってるように見えますが、実はかなり面倒なので作るには覚悟が必要かも…

戻る